組合長 挨拶

 

  

  世界情勢が益々混迷するなか、長引くウクライナ情勢の悪化に加え、米国・イスラエルによるイラン攻撃を行った結果、イランにおけるホルムズ海峡閉鎖に伴い原油の流通停滞により、漁協系統団体においても、燃油の仕入れが思うように出来ない状況が続いております。さらに円安の影響で物価高騰を招き燃油、漁業資材類は、益々高止まりの状況となっております。
長期間続いた黒潮の大蛇行が終息し、魚の回遊変化がみられる中、水揚高の増加により、事業総利益877,857千円、令和6年度対比116%、計画比8,300千円増となり、事業管理費では人件費の削減等により昨年対比2500万円以上の減となり、最終的な決算は当期剰余金83,779千円の黒字計上となりました。
組合としては経営課題に関する分析と経営基盤強化の調査(コンサル事業)を継続して行い、関係機関と協議をする中で高知県漁協の課題として、合理的な組織編制、効果的な施設整備の策定、整備・維持・管理に必要な財源確保の検討を含めた中期経営計画を策定、職員不足への対応策として、事務機能統合を実施し、業務負担軽減に対応するために、甲浦・加領郷・宇佐・高岡に自動計量システムを導入する予算を計上し、清水ブロックでは昨年に続き、各支所での自動計量システムへの移行・また水揚の一部については電子入札を導入し労務負担軽減を試みました。

次いで、各支所施設の老朽化による施設整備については、全ての施設整備を行う事が出来ないため、拠点を決めて整備を行っていくのか協議をしてまいりました。しかしながら、今後既存の水揚施設を更新するには、整備費用、光熱費等の高騰による課題があり、今後は、関係機関や地元組合員との充分な協議を行い持続可能な経営基盤の見直しを行い、役職員が危機意識を共有し、一丸となって課題に取り組んでまいりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
組合員資格審査においては、厳正なる資格審査を行うため資格審査基準に基づき実施し、正組合員減という結果になりましたが、今後は不透明な部分についても、さらなる基準の変更等・組合員資格審査を厳正に実施してまいります。

R8年度基本方針


  R8年度は、合理的な組織再編成、実現可能な施設整備の策定、維持・管理に必要な財源確保の検討を含めた中期経営計画を実行するにあたり、長期的な施設整備計画、各ブロックでの事務・市場機能集約の推進を一段と加速させるとともに、昨年度まで実施してきた、デジタル技術を活用した、自動計量システム・電子入札を取り入れ、市場業務の効率化を目指す産地市場のスマート化を県内全域へと進めてまいります。
 これらの取組を着実に進め、高齢化による組合員の減少においても漁業生産額を確保し漁業所得の向上を目指すとともに、合併漁協のメリットを十分活かして組合の存続を図ってまいります。組合員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 組合員資格審査についても厳正に行っていきます。

 

 

 

                                                 代表理事組合長  澳本 健也